あるところに　しろいねこだけが　すむくにが　ありました。
しろくないねこは　まちには　はいれません。
しろいねこのくにの　しろいねこのおうさまは　しろいねこが　せかいでいちばん　うつくしいと　おもっていました。
あるひ、しろいねこのおうさまは　おふれを　だしました。
「きょうから　うんこを　してはいけない。せかいいち　うつくしい　われわれが　うんこなんか　するはずないからな…」

困った王様の困った一言で、困った事になってしまう、ちょっとかわいい猫の絵本です。

「きせかえショップ　コツコツ」は、ねんじゅうむきゅうです。
てんちょうはコツコツさん。てんいんはねこたち。
コツコツさんは　きょうも、ねこたちに　ブラッシングを　かけながら、おきゃくさんがやってくるのを　じっとまちます。
カランカラン
おじさんが　ひとり　はいってきました。おじさんは　しちゃくしつに　はいると、さっそく　おじさんを　ぬぎすてました…。

シュールでホラーな絵本です。

ある　なつの　ひの　あさ、おかあさんが　いいました。
「アロー、すっかり おおきくなったわね。きょうから あなたは、じぶん ひとりの おうちで くらすの。じぶん ひとりで かんがえて、じぶん ひとりで かたづけていくのよ」
アローは、あさごはんを たべおわると、かぞくの みんなに さよならを いって、ひとり、うちを でていきました…。
「はじめてのひとりぐらし」をはじめた猫のアローを通して、生きるヒントをさぐります。
初めて一人暮らしをはじめるだれかに、プレゼントしてもよいかも。